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2023.11.08
本財団では、去った10月30日、「みらいおきなわイノベーションラボ(那覇市久茂地:沖縄銀行本店1階)」を会場として、今後の支援拡充策の検討に資すること及び留学生との相互交流を図ることを目的として、国際交流奨励事業受給者の留学生の皆さんと理事長並びに財団評議員・役員との懇談会を実施いたしました。
当日は、2022年度及び2023年度の琉球大学援助事業国際交流奨励事業受給者の留学生の皆さん(9名)、山城正保理事長、武富和彦評議員、迫幸治評議員、野口望評議員、西田睦理事(琉球大学長)、石原昌英琉球大学理事・副学長、福治友英理事(琉球大学理事・副学長)、新田早苗常務理事、県内企業からのゲスト参加者(2名)、琉球大学学生部国際教育課職員(2名)、財団職員(1名)の合計22名の参加がありました。
いささか緊張した面持ちの留学生の皆さんに向けて、山城理事長からは、本財団の沿革や琉大援助事業の紹介、初めて行う留学生との懇談と交流への期待が述べられ、懇談会がスタートしました。
まず、留学の目的や琉大での学びや沖縄での生活、将来の夢や研究内容について留学生の皆さんのスピーチが行われました。
日本語や日本文化を学んでとても流暢に日本語で話す留学生や、しっかりした目的や貢献意識を持って研究者として沖縄ならではの研究課題に取り組んでいる大学院の留学生のスピーチに、参加した評議員や理事の皆さんは驚きと嬉しさで満面の笑み。また、台湾に派遣留学した学生によるスピーチでは、留学を通して得た異文化への理解や学び、寮生活での苦労話、将来は世界を舞台に働きたいといった頼もしい抱負も聞くことができました。
参加者相互の意見交換では、英語と日本語が飛び交い、国際教育課の方々の通訳に助けられながら終始和やかなムードで進み、あっという間に時間が過ぎていきました。琉球大学と本財団との密接な沿革及び70年余の深い協力関係、琉大の誇りといった説明に熱心に耳を傾ける様子や、沖縄の独自の文化や言語に関する鋭い質問や意見等に、彼らの誠実さや優秀さ、志の高さに感心させられる場面が多くありました。
最後に西田学長から、琉球大学後援財団の支援を受けた留学生の方々がしっかりと目標を持って琉大での学びや沖縄での暮らしに取り組んでいることをとても誇りに思うこと、有意義な懇談会が持てたことが嬉しく琉球大学後援財団の支援と取組に感謝したい旨の挨拶があり、盛会のうちに終了することができました。
懇談会終了後には、留学生の皆さんが張り切って用意した名刺を手に、緊張しながらも一生懸命日本語で財団メンバーやゲストの方々と懇談する様子は、どこかビジネスシーンの練習のようでもあり、とても微笑ましく嬉しいものでした。
後日談ですが、帰路のバスの中でも、交換した名刺をお互いに見せ合いながら、こんな話をした、こういう人物と交流できて楽しかった等、留学生の皆さんが口々に話して盛り上がったと国際教育課の方々からお聞きし、とても嬉しく安堵いたしました。
今般の懇談会の実施については、留学生への声掛け、当日のマイクロバスでの留学生の送迎、懇談会での通訳等、琉大学生部国際教育課の職員の皆様、会場を提供してくださった「みらいおきなわ」様、そして会場設営や飲み物等の提供等について沖縄銀行秘書室の皆様のご尽力のお蔭で、盛会のうちに終了することができました。本当にありがとうございました。また、ご多忙の中、ご参加くださった評議員及び理事、琉球大学理事の皆様にも心から感謝申し上げます。
【前列左から:野口評議員、琉大石原理事、山城理事長、西田学長、武富評議員、迫評議員、琉大福治理事、新田常務理事、
後列は参加してくださった留学生の皆さん】
(文責 常務理事 新田早苗)